0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

「養殖」嫌い。

一枚の風信子217

養殖の食べ物は、できるだけ口にしないように心掛けている。
理由は「まずい」+「恐ろしい」からだ。
養殖と言えば、昔ならまず思い浮かぶのがニジマス。日本では食用というよりは、最初は釣魚として知られるようになった。私が渓流釣りを始めた40~50年くらい前からさかんに養殖されるようになり、日本の川・湖に放流された。そして、人工の放流釣り場などで人気を集め、一般にも食用に供されるようになった。私の通う自然の釣り場にも放流され、ヤマメ・イワナのおまけとして、釣れるようになった。放流したてのニジマスは、天然の渓魚に比べて、かなりまずい。多分、エサの成分と抗生物質のせいだろう。ひと言でいうと「クセが強い」。関東で「ハマチ」と呼ばれる養殖魚も、これと同じ味がした。このクセが、自然河川の場合は放流から1カ月ほどすると、不思議なほどなくなるのだが…。
最近の経験では、しかたなく食した「インドネシア産のバナメイエビ」と「チリ産の鮭」に、同じようなクセを感じた。いやな味だ。何が使われているのか分からないが、みんな同じ味がする。共通しているのは、どれも「養殖」ということ。不自然過ぎないだろうか?
身体の健康ということを考えたら、とても再食する気にはなれない。

美味しい天然の尺アマゴとヤマメを、一枚パチリ。

同じうま味を何乗したって、美味しくはならない。

一枚の風信子216

土曜の夕方、日テレの料理番組を見ていて思った。
「うまい!」をやたらに連発する、あの宮川大輔がMCをやっている番組だ。その回は、宮城県在住の業者が出ていて、オリジナル開発の牡蠣ソースを紹介していた。簡単なウンチクを語った後に、いよいよ主役の料理登場。どんな美味しいものができるのかと期待していたが、出てきたのは、なんと「牡蠣の牡蠣ソース炒め」。あのね、こういうのを「贔屓の引き倒し」と言う。シャレにもなんない。例えば、「チーズのミルクかけ」「フォアグラのフォアグラソース和え」みたいなもの。料理に、同一素材は二つも要らない。主役は独りでいい。それに、素材そのものが強烈な個性を持っているのだから、副材はあっさり系のものを選んだ方が味覚がアップする。牡蠣の土手鍋なんて、その最たるもの。豆腐、こんにゃく、白菜、ネギ…みんな控えめで、主役を引きたてる素材ばかりだ。
その辺のところのさじ加減ができなければ、料理は輝きを失い、味気ないものになってしまう。「美味しいでしょ、美味しいでしょ」とたたみかけられたら、美味しいものでも美味しく感じられなくなってしまうことを知っておくべきだと思う。

牡蠣ソースを隠し味に使った中華丼を、一枚パチリ。

病院に30年行かなかった、私の健康法。

一枚の風信子215

一に怖がりだったこと、二に医者と薬を信用していないこと、三に病気をうつされるかもしれないこと、という理由で病院には行かないようにしている。父親の見舞いに行ったときに、大病院でインフルエンザをうつされたのが内科の最後の病気である。それが、この間、膝をおかしくして整形外科にかかってしまったので、ついに途切れてしまった。数えてみたら、なんと30年ぶりのことだ。
私は、今年古希を迎える。決して丈夫な方ではない。幼い頃は気管支喘息だったし、青少年の頃は年中風邪をひいて寝込んでいたし、30歳で転社したときに受けた健康診断では血圧が190を超えていて、嘱託待遇とされてしまったという経歴を持っている。だから130が警戒数字なんていうのは、薬を売らんがための怖がらせに過ぎないと思っている。

参考になるかどうかは保証できないけれど、現在、毎日行っている健康法を公開しておこう。
①西野流呼吸法(由美かおるさんで有名。身体のひねりが有効)②イチロー式ストレッチ体操(腰を支える大腰筋を鍛える)③ゾンビ体操(ネット参照:体のゆるみを促進し、血流を良くする)④手首振り体操(脳梗塞予防)⑤スクワット(足腰の鍛錬)…以上を一日朝夕二回、計50分ほど身体を動かす。これにプラスして、⑥湯冷まし水を1日2リットル以上飲んで完了。

あの「五木寛之さんの100習慣」には遠く及ばないけどねと、一枚パチリ。