0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

文字の読めるカラスが、東大の研究所に出没⁉

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「カラス侵入禁止」。そう書いた紙をつるしたら、本当に来なくなった――。岩手県大槌町にある東大の研究施設は春になると、カラスに「警告文」を出す。研究者が放つ奇策だ。今年で3年目、東大が連勝している。カラスの被害が目立ち始めたのは15年春。「カラスの専門家」の宇都宮大「雑草と里山の科学教育研究センター」の竹田努研究員(環境医学)に相談したところ、「警告文を出してみては」とアドバイスがあった。「冗談だろう」と思ったが、試してみると、カラスはすぐ来なくなった。効果も長続きした。
竹田研究員によると、警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指さしたりすることで警戒して寄りつかなくなる、ということらしい。「不思議に思って、みんな空を見るでしょ」〈朝日新聞デジタル〉 

このニュースがおもしろいのは、設置場所が東大の研究所ということ。例えば、普通の農家のオジさんが畑の案山子か何かに貼りつけたって、おまじないか迷信だと苦笑されるのがオチだろう。ところが、日本でトップにランクされる科学アカデミーの聖域でやられると、カラスの超能力について新しい発見でもされたのじゃないかと思っちゃうから不思議だ。専門家の謎解きが当たり前すぎて、ちょっと肩すかしされた気がしたけど、東大に親近感を感じたのも確かだね。

東大の佐藤教授が貼り紙するところを、一枚パチリ。

日本一のバラエティ男・出川哲朗。

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出川哲朗:ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』をはじめとした、体を張ったロケ・ドッキリ企画などで見せる立ち振る舞いやリアクションの面白さで「いじられキャラ」としての地位を確立。この「汚れ」キャラクターにより、女性ファッション誌『an・an』が毎年行っている読者アンケート「嫌いな男ランキング」では毎年上位にランクインするようになり、2001年から2005年までに5年連続1位を達成し、「殿堂入り」扱いとしてアンケートの対象から除外された。〈Wikipedia〉

ヤバいよ、ヤバいよ!あの伝説の嫌われ男が、なんと「かわいい男」として認知され、いま一大ブレークしようとしている。テレビ東京のバイク旅番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」が、その起点となると思う。昨日で3回目になるが、回を追うごとに面白くなっている。何よりいいのが、本人の庶民目線。どこに行っても何をやっても、不思議なくらいスッと融けこんでいる。そして、彼を取り巻くみんなの眼があたたかい。どこかの公共放送にも似たような番組があるが、大違いだ。そこでMCをやっている落語家のように、とってつけたような笑いでごまかすような真似はしない。
彼が今のスタイルを崩さないかぎり、つまり自分が偉いのだとカン違いしないかぎり、この人気は全国に広がるだろう。

充電バイクで走行中の笑顔を、一枚パチリ。

私が、泣き虫であることを知った本。

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本書のタイトル、「海を照らす光」とは、真実を照らす光、である。願わくば、その光が、私の、あなたの心にも届きますように。そして、間違えたら、やり直す勇気をくれますように。その勇気をくれるのは、トムの、イザベルの、ルーシーの、ハナの、読後、胸に残るそれぞれの横顔だろう。美しく、そして、勁(つよ)い物語、それが本書である。〈解説:最後4行より抜粋〉

「さまざまな絆が生み出す苦しみと幸せを繊細に描き上げ、心を揺さぶる世界的ベストセラー」という売り文句に恥じない書籍である。このところ、泣いたことがないという方へぜひともお奨めしたい、感動的な作品だ。特に、ラストの筆致は秀逸そのもの。読む者の胸に迫り、その心をとらえて離さない。不覚にも読んでいて眼がかすみ、何度も何度も涙をぬぐわなければならなかった。年間何百冊も読みほうける私が、ここ何年も泣いたことのない私が…。
映画化も進み、「光をくれた人」というタイトルで、この5月26日には日本でも公開されるという。予告編を見ていたら「ラスト10分、涙が止まらない」と謳っていた。たまには行ってみるか?そんな気にさせる、みごとなヒューマン・ストーリーである。

下巻から読み始めてごめんなさいと、一枚パチリ。