0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

本物の存在感・ヌメ革。

一枚の風信子226

ヌメ革とは、タンニンなめしを施しただけの、染色・塗装がされていない革のことをいいます。革そのものの風合い、味わいが魅力です。広義にはタンニンなめしで作られた牛革全般をヌメ革ということもあります。高い強度と長く使うほどなじんでくるという革製品の魅力を併せ持っています。〈皮革と加工〉

漫画の「ちびまるこちゃん」の作者・さくらももこさんが、ヨウムという大型のオウムを飼おうとしたが、その50年という寿命を聞いて泣く泣く諦めてしまったそうだ。彼女の年齢がすでに40歳を超えていて、その歳から飼い始めると、人間の方が先に天国行きになる確率が高いからということで。臨終の際に、枕もとで「おはよう」なんて言われたら、未練たらたらになって、安らかに眠れないと書いていた。
最近ネットで購入したこのミニウォレットも、皮質が厚くしっかりとした造りで、古希を間近に控えた私よりはるかに長持ちしそう。ヌメ革は「使い込むと、色と共に内部からじんわりとつやが出てきて、独特の風合いになる」というが、そうした経年変化を楽しめるまで、元気でいられるかな。財布だけはたくさん持っているが、入れるものは少ない。逆だといいんだけどね。

最短で10年、大切に使えば20年超と言われてもねと、一枚パチリ。

ジョークでしょ、メロン1個が75万円。

一枚の風信子225

夕張メロン初競り、2玉150万円 落札者は夕張小学校へ贈答
北海道の特産品「夕張メロン」の初競りが26日朝、札幌市中央卸売市場で開かれた。落札額の最高は150万円(1ケース2玉入り)。天候に恵まれ雪解けも早かったことから、今年は昨年より20ケース多い290ケースが並んだ。「甘くておいしい」。初競りの前に夕張メロンの試食も振る舞われ、関係者や見学に訪れた人も舌鼓を打った。最高額で落札した仲卸会社、北一蔵重商店(札幌市)の渡会和雄取締役(55)は「自信はなかったが落札できてよかった。生産者へ恩返しになれば」と話した。落札したメロンはゆうばり小学校の子供たちに食べてもらう予定という。〈日経新聞〉

昔、職場の同僚で、驚くと「冗談だろ!」しか言わない人がいた。東日本大震災の時でさえ、そう言ったという噂がある。驚きがあるところを超えると、表現の仕方が分からなくなってしまうらしい。メロン初競りの値段を聞いて、すぐこの人の顔が思い浮かんだ。「世界に誇れる夕張メロン」だそうだが、いくらご祝儀とはいえ、ケタが2つも違う。さらに、落札品の落としどころが小学校と聞いて、どんな教育的効果があるの?と思った。ひとかけら10万円近くにもなるメロンを口に入れた生徒の感想は「金さえあれば、何でもできるさ」といったところか。ーー冗談だろ!


実物を買えなかったのでネットから、一枚パチリ。

花言葉は「美しい変化」。

一枚の風信子224


楓(かえで):別名紅葉(もみじ)。カエデ科カエデ属の総称で、秋に色づく姿が美しい落葉低木です。北半球の広い範囲に分布し、世界に数百種、日本には数十種種が自生しているとされています。日本の秋の風物詩となっている紅葉見物、いわゆる「紅葉狩り(もみじがり)」は、奈良時代にははじまっていたとされています。楓の花言葉は、『調和』『美しい変化』『大切な思い出』『遠慮』。1年を通して緑、黄色、赤と葉色が変化する楓。この姿にちなんで『美しい変化』という花言葉が生まれたと考えられています。〈HORTI〉

わが家の窓景色を彩る、一本の楓。色鮮やかに季節を伝えてくれるのが、何よりの魅力。今は、ちょうど深緑の頃。明るい朝日を受けて、美しい輝きを放っている。このちっぽけなバルコニーから蝶が旅立ち、山椒が香りをふりまき、シソの葉が芽を出す。向かいの茂みには、しばらく留守をしていたキジバトの夫婦がもどってきた。梅雨入りは、もう始まっている。夏も遠くない。やがて、セミ時雨。そして、紅葉の色絵巻。今年は、雪が降るだろうか。窓際の風物詩たちは、まるでアンコールを繰り返す名作劇場のように、四季つきることがない。小さな自然に、ささやかな幸せ。

眼に染みる緑を、一枚パチリ。