0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

文字の読めるカラスが、東大の研究所に出没⁉

一枚の風信子220

 
「カラス侵入禁止」。そう書いた紙をつるしたら、本当に来なくなった――。岩手県大槌町にある東大の研究施設は春になると、カラスに「警告文」を出す。研究者が放つ奇策だ。今年で3年目、東大が連勝している。カラスの被害が目立ち始めたのは15年春。「カラスの専門家」の宇都宮大「雑草と里山の科学教育研究センター」の竹田努研究員(環境医学)に相談したところ、「警告文を出してみては」とアドバイスがあった。「冗談だろう」と思ったが、試してみると、カラスはすぐ来なくなった。効果も長続きした。
竹田研究員によると、警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指さしたりすることで警戒して寄りつかなくなる、ということらしい。「不思議に思って、みんな空を見るでしょ」〈朝日新聞デジタル〉 

このニュースがおもしろいのは、設置場所が東大の研究所ということ。例えば、普通の農家のオジさんが畑の案山子か何かに貼りつけたって、おまじないか迷信だと苦笑されるのがオチだろう。ところが、日本でトップにランクされる科学アカデミーの聖域でやられると、カラスの超能力について新しい発見でもされたのじゃないかと思っちゃうから不思議だ。専門家の謎解きが当たり前すぎて、ちょっと肩すかしされた気がしたけど、東大に親近感を感じたのも確かだね。

東大の佐藤教授が貼り紙するところを、一枚パチリ。