0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

本物の存在感・ヌメ革。

一枚の風信子226

ヌメ革とは、タンニンなめしを施しただけの、染色・塗装がされていない革のことをいいます。革そのものの風合い、味わいが魅力です。広義にはタンニンなめしで作られた牛革全般をヌメ革ということもあります。高い強度と長く使うほどなじんでくるという革製品の魅力を併せ持っています。〈皮革と加工〉

漫画の「ちびまるこちゃん」の作者・さくらももこさんが、ヨウムという大型のオウムを飼おうとしたが、その50年という寿命を聞いて泣く泣く諦めてしまったそうだ。彼女の年齢がすでに40歳を超えていて、その歳から飼い始めると、人間の方が先に天国行きになる確率が高いからということで。臨終の際に、枕もとで「おはよう」なんて言われたら、未練たらたらになって、安らかに眠れないと書いていた。
最近ネットで購入したこのミニウォレットも、皮質が厚くしっかりとした造りで、古希を間近に控えた私よりはるかに長持ちしそう。ヌメ革は「使い込むと、色と共に内部からじんわりとつやが出てきて、独特の風合いになる」というが、そうした経年変化を楽しめるまで、元気でいられるかな。財布だけはたくさん持っているが、入れるものは少ない。逆だといいんだけどね。

最短で10年、大切に使えば20年超と言われてもねと、一枚パチリ。