0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

「たくみ」って、モノをつくる人じゃないの?

一枚の風信子49


たくみ【巧み/▽工/▽匠】
1 細工師・大工など、手先や道具を使って物を作る職人。工匠。「飛騨の―」
2 技巧や意匠。「―を凝らす」
3 美しいものを作りだすわざやはたらき。
4 はかりごと。くわだて。たくらみ。           〈goo国語辞書〉


ウイークエンドの夕方6時か6時半から、民放テレビの料理番組を見ていた。どこかよそからいいとこ盗りしたような、毒にも薬にもならない番組である。今回のテーマは「天然の車えび」。万年筆一本くらいの大きさで、頭を取ったらほんのひと口で終わり。それが、現地価格一匹600円というバカ高値。料亭や寿司屋に出るころには、その3倍以上にハネ上がっているだろう。出演者一同が「うまい」を連発しているのを、こちらは初さんま128円也を食べながらアホ面で見ていた。番組中で特に気になったのが、ナレーション。漁師が「車えび」を捕獲するところを取材する場面で、その漁師を「たくみ」「たくみ」としつこいほど連呼して、誉めそやすのだ。「たくみ」(匠・巧み・工)って、モノをつくる人のことだよね。漁師が何をつくるのかしら?まさか、「天然の車えび」つくれるわけないよな。
まあ、チャンネル変えればいいと言われれば、それまでだけどさ。


「文旦」を切って盛り付けただけで「たくみ」と称されないかなと、一枚パチリ。