0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

「雷こんにゃく」、カキ風味。

一枚の風信子97


この「雷こんにゃく」は、脚本家の向田邦子(故人)さんのエッセイからいただいたもの。
ご本家では、「手指でちぎり、湯通ししたこんにゃくを油で炒め、しょう油と鰹節で仕上げる」だけのシンプルな料理。加えて、こんにゃくの安価・低カロリーなところが気に入りました。
このままでもいいんですが、いくつかの工夫を加えて味覚をアップしてみました。その1は酒を使うこと。その2は「だししょう油」(にんにく・生姜・鰹節・昆布入り)を使うこと。その3は旬の季節を迎えるカキを使うこと。これだけで、信じられないほど美味しくなりますよ。今回は、栄養バランスと見た目を配慮して茹でたインゲンを添えました。仕上げにレモンやゆず・カボスなどの柑橘類と唐辛子を振り掛けると、味がぐんと引き締まります。炒め油には、わが家ではオリーブオイルとごま油を7:3の割で使います。
湯通しこんにゃくは、ペイパータオルなどで水気を拭き取ること。それでも「雷こんにゃく」のネーミング通りかなりの音で油ハネしますから、ふたを使うことをお勧めします。
酒の肴に、ご飯の友に、料亭クラスの味わいが口の中にひろがります。


「かなり味覚にうるさい人にも好評」の、一枚をパチリ。