恋なんて、じいさんでもできるさ。
一枚の風信子66
年をとっても、恋はする。
いつものように振られても、
いつかはきっと想いをこめて、
こりずに通うが恋の路。
すげなくされればなおのこと、
惹かれ焦がれは世の習い。
夜明けとともに目覚めては、
日が昇るその前に、
ここが逢瀬か迷い淵。
釣れない素振りはいつものこと。
惚れた弱みにゃ勝てはせぬと、
分かっちゃいても、やめられない。
しょせん、この世はままならぬ。
今日も坊主か、山女魚釣り。
釣りのいいところを教えよう。年をとることを、忘れさせてくれることさ。
釣りのよくないところを教えよう。年をとると、できなくなることさ。
「あと何回キミに逢えるかな」と感慨の一枚をパチリ。
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