遠くへ、行ってみたかった。
一枚の風信子153
遠くへ行きたい
作詞:永六輔 作曲:中村八大
知らない街を 步いてみたい どこか遠くへ 行きたい
知らない海を ながめていたい どこか遠く へ行きたい
遠い街 遠い海 夢はるか 一人旅
愛する人と めぐり逢いたい どこか遠くへ ...
旅に出るということは、ひとつの日常から逃れることだった。昔は、周りの空気がすべてうっとうしく感じられる時期があって、休みといえばどこかへ出かけたものだ。結婚してからは、旅が渓流釣りに形を変えて長い間続いていた。関東・中部・北陸・東北と、山女魚のいる川を訪ねて、気の向くままに釣り歩いた。そして、足腰が言うことをきかなくなってくると、カミさんと近くの低山を散策するようになった。刺激は少ないけれど、季節の移ろいが感じられて、それなりの良さがあると思う。風はそよぎ、光はまどろむ。花は香り、鳥は鳴き、緑がまばゆい。ただそれだけのことが、不思議にうれしく感じるようになった。いまは、日常のなかに小さな旅がある。
遠くへ行きたい ashi
高尾・城山の山頂から、一枚パチリ。
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