0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

病院で、病気になった話。

一枚の風信子127


洒落にならない、ウソのような本当の話。私本人が体験したのだから間違いない。
今は亡き親父が特養老人ホームで風邪をうつされて、近くの総合病院に入院したときのこと。そこは、けっこう古い病院なのに駅前にあったからか、或いは冬のインフルエンザが流行していたためか、超満員状態だった。親父にあてがわれた部屋も個室だったが、薄暗くじめじめしていて、居心地が悪かったのを覚えている。おまけに空調が悪く、変なにおいまでしていた。症状はそんなに重いものではなく、普通の風邪と診断されてとりあえずは安心したものだ。
そんな時、見舞いに行ってなんとインフルエンザをうつされてしまったのである。場所も特定できる。親父の薬を受け取りに行った待合室だ。狭い上に満員状態の密室に閉じ込められた状態で、周りに何人もの風邪患者が撒き散らす咳のおかげでOUT!  うちに帰ったその晩に、高熱が出てダウン。畳の上でもうろうとして、冬なのに釜で茹でられたように顔が熱い。計ってみたら、なんと41度3分。ああ、このまま死ぬのかなと思ったくらい。なんとか近くの病院で診てもらったら、即インフルエンザと言われたね。
親父もただの風邪だったはずが、2~3日して肺炎を併発して、あっけなくあの世に旅立ってしまった。今でも、あそこの病院の空調の悪さが原因だと思っている。病院そのものを信用し過ぎてはいけない。こんなこともあるんだから。


寂しさを漂わせる冬の多摩川のススキ野原を、一枚パチリ。