0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

何でも、あれば良いってもんでもない。

一枚の風信子103


気に入りのものを持っていると、暮らしにアクセントというか、華やぎのようなものが生まれる。
例えば、写真の置時計。中古品も扱うスーベニール・ショップで手に入れたものだけど、素材は真鍮製。古色蒼然としていたが、ずっしりと重く置物としての存在感もたっぷりで、なにより懐中時計を思わせるユニークなデザインが気に入った。持って帰って裏ぶたを開けてみると、ムーブメントはクォーツだったから、そんなに古いものでもなさそうだ。ということは、骨董的な価値はないに等しいだろうが、価格面でもそれなりにリーズナブルだったので、納得。居間のパソコンデスクの上に置いてあるが、インテリアとしてもなかなかのものと、一人うなづいている。もちろん、自己満足にすぎないのだけれど、それがなければ、どんなものでも(その人にとって)無用の長物となる。どうせ買うなら、自身の好きなもの(ふところ具合と相談して)を選んだほうが、あとあと後悔しなくて済むんじゃないだろうか。
「贅沢、無駄」に見えるものでも、時と場合によってはそうでなくなると、歳を重ねるほど強く感じるようになった。


磨き粉をかけて、きれいになった自慢の時計を、一枚パチリ。