0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

これで大丈夫かな、もの忘れ。

一枚の風信子232

もとの職業がライターのためか、漢字の読み書きは、けっこう自信があった。それが、ここ4~5年怪しくなってきた。読みはそうでもないが、書き取りが正確にできないのだ。私の場合は、記憶とは形で覚えておくもので、それが老眼と同じようにハッキリと浮かんでこなくなってしまった。東京新聞の日曜版には、中級の漢字問題(10問)が掲載されるのだが、読みの問題で読めないのはまずないと言っていい。読めなくなるのは、1級問題のみで、これは昔から難しかった。それが、このところ書き取り問題になると、必ずと言っていいほどいくつか間違う。おとといも「旋律」という文字でアウト。ほとんどあっているんだけどね。「旋」の字のつくりの部分のハネが欠けていたのだ。記憶のピントがボケているんだね。「昔取った杵柄(きねづか)」の漢字ですらこんな有様だから、新しいことはオールだめ。憶えておこうと思っても、全部きれいさっぱり忘れ去っちゃう。漢字くらいならしようがないですむかもしれないが、もっとすごいのが、一度に2つ以上の用を足せなくなったこと。1つは必ず忘れる。そのうち、昨日食べたものも思い出せなくなるんじゃないかと恐れている。で、このブログもボケ防止をかねて書いている。くわばら、くわばら。

あの金田一先生だって間違えることもあるんだからと、一枚パチリ。

紫陽花ブルーの日。

一枚の風信子231


並んで歩いた 緩やかな坂道
手を握ることなく 肩さえ触れず
雨上がりに映える 紫陽花が
涙のしずくを たたえながら
ただ じっと 佇んでいた
季節の色は 哀しみの 紫陽花ブルー
許されるものなら 時の流れを止めて このまま 
つきない思いを 告げてみたかったよ

サヨナラが待つ海に たどり着く前に


人は笑って つれなく言うけ
男と女の友情だって あるはずと

固く信じていた あの頃
悪いのはぼくと 知ってからは
ただ 黙って うつむくばかり
季節の色は 哀しみの 紫陽花ブルー
許されるものなら 時の流れを超えて このまま
遠くどこまでも 行ってみたかったよ

幼すぎた二人が 独りになる前に




あの日の鎌倉・アジサイ寺を追想して、一枚パチリ。

日本一短い「家族」への手紙。

一枚の風信子230

弟へ…


お前のハムを食べたのはミケじゃない。

二十年分の利子をつけた特上品を送る。




「佳作」として掲載された本を、一枚パチリ。