0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

野に咲く花の名前は知らない。

一枚の風信子241

戦争は知らない 【作詞】寺山修司【作曲】加藤ヒロシ
野に咲く花の名前は知らない
だけども野に咲く花が好き
ぼうしにいっぱいつみゆけば
なぜか涙が 涙が出るの


どこか寂しげで、はかなさを感じさせる「野の花」。過日、昭和記念公園で会った挿絵画家の人は、そのつつましやかなところが好きと言っていた。名も知られずにそっと咲いているところがいい。純情で可憐じゃないですか。開ききったものよりも、これから咲こうとする蕾の方に、特に惹かれるとも言った。内に秘めたやさしさ・美しさは、繊細なタッチの水彩でなくては描けないとも。
「花より団子」の私を納得させる言い方だった。野に咲く花の名前は知らない。それでもいい。ただ咲いてくれればいい。摘み取りなんてしないさ。君が咲いている限り。そしてまた、いつか咲いてくれるのを待つだけさ。

画家のスケッチブックに咲き集う「野の花」を、一枚パチリ。

飛行機は、神さまか?

一枚の風信子240

【AFP=時事】中国・上海(Shanghai)の空港で27日、乗客の一人だった80歳の女性が、幸運を祈って航空機のエンジン目がけて硬貨を放り投げ、数時間もの遅延を発生させる出来事があった。中国当局が明らかにした。女性は駐機場で搭乗する際、硬貨9枚を中国南方航空(China Southern Airlines)機のエンジンに向けて放り投げたという。空港警察の話によると、女性が投げた硬貨のうち8枚は標的を外れたが、1枚はエンジン内に入り込んでしまった。その様子を見ていた他の乗客が当局に通報し、事態が発覚した。

漫才ブームの真っ最中のときに、あのツービート時代のたけしが、きよしの田舎を皮肉って「お前んとこじゃ、飛行機が来るとみんなひれ伏して拝むんだってな」とからかっていた。さても、事実は漫才より奇なり。あれから40年もたってから、飛行機にお賽銭を投げるお婆ちゃんが実際に現われるなんてね。びっくりしたなあ、モウ。道中の安全を祈願して投じたらしいが、さすが中国。あれだけ広大でたくさんの人が住んでいると、常識を超越している人も少なくないんだろうね。それにしても、エンジン口をお賽銭箱に見たてるとはねえ。飛行機は、神さまが飛ばしていると信じていたんだろうか。

お婆ちゃん、投げ銭はやめてねと、一枚パチリ。

凛々しさは、君の十八番。

一枚の風信子239

血気盛んに部屋中を飛びまわる、わが家の文鳥「桃太郎君」。この元気さなら、念願の鬼退治もできるかもしれない。でもね、あまりに元気過ぎたのか、お腰につけているはずのキビ団子を忘れているようだ。これでは、肝心なときにキジさんもサル君もお供についてきてくれないよ。ついこの間までは、オリジナル巣の建設にまい進していたけど、めでたく竣工を済ませたあとを見れば、押入れはティッシュペーパーの山状態。現在は、別荘ともいえる壮大なドーム型テントをケージ内に建設し、新聞チラシ製のその中に入ってしごくご満悦。

キミがわが家にやってきてから、4年が過ぎた。そうさ、元気がいちばんさ。他にはなにもいらないからね。いつもの「突っつき癖」も気にならないし、「真冬の行水」も修行のひとつと思えばいい。身体をなでさせてくれなくてもいい。合唱に参加してくれなくてもいい。小さな家族のひとりととして、あとどれくらい、君と一緒のときを過ごせるのだろか。
🎶モモタロさん モモタロさん お腰につけた吉備団子 ひとつ私にくださいな🎶
思わず、ひとり口ずさんでいた。

元気が何よりの取り柄と、一枚パチリ。