一枚の風信子59

本日は敬老の日。写真の昭和記念公園では、65歳以上が入園無料となる。ネットのホームページによると、花畑にキバナコスモスが満開という。カミさんが楽しみにしていたのに、あいにくの雨模様。泣く泣くあきらめた。
朝刊に、『「年寄り」と呼ばないで』という見出しで、「65歳以上＝高齢者」に見直し
論が出ているという記事が掲載されていた。平均寿命が延びて、今の定義が実態に合わないということらしい。年金の受給を遅らせたいとか、企業に安価で確かな労働力を供給したいとか、医療割引を低減したいとか、シルバー特典を引き上げたいとか、いろいろな裏事情を類推してしまうが、大もとは団塊世代の人口の多さにあると思う。新聞広告を見ると、「年寄り」をターゲットにしたものが圧倒的に多い。健康食品、医療サプリ、寝具、らくらくズボン・シューズなどなど…。
ま、注目を集めているうちが花という見方もあるけれど、この世代に生まれたからには宿命とあきらめるしかない。私が自分の歳を意識したのは、65歳くらいの時から。立ち座り時に、「よいっしょ」を連発するようになったのである。肉体の衰えを無意識に感じていたからだろう。今では、夫婦で同じセリフを毎日くり返している。

昭和記念公園の立川ゲート前を、一枚パチリ。