0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

こんな山頂に、どうやって神社を建てたんだろう?

一枚の風信子63


写真の古色蒼然とした神社は、初心者向けの手軽なハイキングコースとして人気の高い「八王子城蹟」の山頂にある「八王子神社」である。下の登り口から徒歩約1時間と距離は短いが、最後の10分は立派な山道になっていて、それなりにきついところもある。
で、単純・素朴な疑問?
こんな不便なところに、建立する資材をどうやって運んだんだろうか。木材は現場調達できたと仮定しても、他の素材(石など)はどうしたのか。現代ならヘリコプターと簡単に答えが出るが、そんなものはあるはずもない時代の話だ。やっぱり、人力で担ぎ上げたんだろうな。屋根や柱にこびり付いた時代物の緑苔を眺めながら、「すげーな」と妙な感心をした。


八王子城蹟:八王子城は、戦国時代の末に北条氏の支城として築城。城内に八王子権現を祭ったことから八王子城とよばれ、それが八王子の地名の由来になった。城主は北条氏照。険しい山中に築かれた城だったが、天正18年(1590)に豊臣軍によって1日で落城したという。現在、山麓には御主殿跡と再現された曳橋、山頂には本丸跡や八王子神社があり、曲輪・馬場道跡・井戸などの遺構も点在。城跡入口から城跡山頂までは登り1時間、下り40分だ。「日本100名城」の一つに認定。〈るるぶ.com〉


どこかものの哀れを感じさせるたたずまいを、一枚パチリ。