新体操をマスターして、スーちゃんは時計になった。
一枚の風信子39
インコと文鳥が、ここ10数年来のわが家のペットである。
以前カミさんが、ヨウムという灰白色の大型インコを飼いたいと言い出したことがある。賢くて人懐こく、言葉をよくしゃべるのだそうだ。値段が高い(50万円くらいから)こともあったが、あまりに長命すぎるというのであきらめさせた。80年くらい生きることもあるという。「ちびまる子ちゃん」で有名な漫画家のさくらももこさんも、同じことを考えられたようだ。彼女がいまわの時に、枕元で「おはよう」などと元気よくあいさつされたら、「行く末が案じられて成仏できないじゃないか」とエッセイでおっしゃっている。そうだよねと深く同感する。
写真の「スーちゃん」はアフリカ南西部原産の小桜インコで、本人は生まれも育ちも日本のお嬢さん。「桜吹雪 鈴」という立派な姓名もある。「新体操」に目覚め、棒(耳かきです)の特訓を受けているところをフォーカスされて、ペットフォトコンテストに入選。立派な置時計のモデルとなって帰ってきた親孝行者。嵐の或る夜に外へ出て、そのまま行方知らずになってしまったのがとても残念だが、彼女の優姿はいまもわが家の居間で燦然と輝いている。
わが家の「宝飾時計」を、一枚パチリ。
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