0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

5万7千字の男、伊集院 静。

一枚の風信子24


「たまりませんな」という名のコラボ本のなかで、挿絵漫画担当の西原さんとの対談で、伊集院氏はこう言っている。
「普通の国語辞書だったら、書けない字はないね。」
ぼくの手持ちの辞書は、三省堂出版のごく普通の国語辞典(金田一京助他編集)だが、見出し語の数はなんと5万7千語。これ全部書けちゃうの?当方、コピーライターのはしくれを30年やっていたので、一般の方より漢字の読み書きはできる方ですが、書けるどころか読めもしない漢字がゴロゴロ。例えば「杜若」(かきつばた)なんかも書けるんだね。書こうとするだけでゆううつになってしまう「憂鬱」という漢字も。もし、彼の言うとおりだとすれば、漢字クイズ番組に出演されたら圧勝まちがいなし。京大出の宇治原君や国語学者の金田一先生も真っ青のレベルだと思う。


直木賞作家で作詞家、花形プロデューサーの多彩な履歴に加えて、無頼のギャンブラーを地で行く男の憧れ的存在。さらには、日本で一番お嫁にしたい女性を射止めたばかりか、日本で一番コケティッシュな女性をもゲットし、日本で一番モテた彼に、またひとつの勲章が…。
きっと、法螺(ほら)という字も、たやすく書けちゃうんだろうね。


「ホントかよ!」の素直な驚きを、一枚パチリ。