0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

ほめられて、けなされて、調理40年。

一枚の風信子228

30歳のころから、台所に立ち続けて料理を作っている。たいていは、小料理屋で出すような小皿が多く、5~6品はそろえる。40歳過ぎには懇意にしていた魚屋に頼み込んで、簡単な実習訓練をして経験保証をもらい、調理師の免許も取った。実際に、プロとしても給料を稼いだこともある。今年で、40年を迎えることになった。何が料理のコツかと問われれば、迷わず「自分の舌」と答える。酒飲みで食いしん坊だった父親の酒の肴に、幼少時から慣れ親しんだのがいちばんだと思っている。成人してから、有名な料亭などで酒食することがあっても、その味に驚くようなことはあまりなかった。たいていの物(特に海産物)は、ガキのころに食べていたからだ。最近変わったことといえば、食材の選び方かな。以前よりも「旬」にこだわるようになり、野菜などは地元産のフレッシュな物を買うようにしている。常に変わらないのは「安くてうまいものを作る」こと。
「猫ボランティアのおばあちゃん」へのテイクアウトも、そろそろ1年が経とうとしている。とても褒め上手な人で、この前は「私が長生きできるのは、いただいた料理のおかげです」とカミさんに言ったという。その一方では「本当に免許持っているの?うまくないね」と面と向かってけなされたことも、一度ある。味覚ってヤツも、人さまざまだね。

見た目の美味しさをねらった小料理を、一枚パチリ。