0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

花言葉は「美しい変化」。

一枚の風信子224


楓(かえで):別名紅葉(もみじ)。カエデ科カエデ属の総称で、秋に色づく姿が美しい落葉低木です。北半球の広い範囲に分布し、世界に数百種、日本には数十種種が自生しているとされています。日本の秋の風物詩となっている紅葉見物、いわゆる「紅葉狩り(もみじがり)」は、奈良時代にははじまっていたとされています。楓の花言葉は、『調和』『美しい変化』『大切な思い出』『遠慮』。1年を通して緑、黄色、赤と葉色が変化する楓。この姿にちなんで『美しい変化』という花言葉が生まれたと考えられています。〈HORTI〉

わが家の窓景色を彩る、一本の楓。色鮮やかに季節を伝えてくれるのが、何よりの魅力。今は、ちょうど深緑の頃。明るい朝日を受けて、美しい輝きを放っている。このちっぽけなバルコニーから蝶が旅立ち、山椒が香りをふりまき、シソの葉が芽を出す。向かいの茂みには、しばらく留守をしていたキジバトの夫婦がもどってきた。梅雨入りは、もう始まっている。夏も遠くない。やがて、セミ時雨。そして、紅葉の色絵巻。今年は、雪が降るだろうか。窓際の風物詩たちは、まるでアンコールを繰り返す名作劇場のように、四季つきることがない。小さな自然に、ささやかな幸せ。

眼に染みる緑を、一枚パチリ。