0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

本当は怖い「友達家族」。

一枚の風信子207

戦後民主主義の問題点の一つに、自由のはき違えがある。自由という権利を獲得するためには、義務を果たさなければならない。「勤労・納税・教育」が国民の三大義務だ。それなのに、猫も杓子も、権利ばかりをわがもの顔に主張する。その主因は「家族の崩壊」から来ていると思う。現代の家族には、お手本となるべき親の存在感が希薄になっている。子どもをリードする教育者、指導者としてのあるべき姿が失われ、代わりに「子どもと仲良くすることが親の務め」と考える人が多くなっているように思える。これでは、まるで「友達家族」だ。家庭があっても、父親とか母親がいない。本来、子どもは親の背中を見て育つはずなのだが、手本になるものが見当たらないのである。テレビか、パソコンか、スマートホンか?これらは、ただ情報を提供するだけだ。善悪の判断や情報の取捨選択の手段を、いったい誰から学ぶのだろうか?まるで、リーダーを失った社会が混乱するように、子どもたちの悲鳴が家庭から聞こえてくるようだ。

その昔、九州の郵便局の「日本一短い家族への手紙」に応募した時の作品を紹介する。
『お前のハムを食べたのはミケじゃない。30年分の利子をつけて特上品を贈る』

佳作という結果にがっかりしたが、一枚パチリ。