0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

あと幾たびの、桜かな。


一枚の風信子200


東京管区気象台は、4月2日10時頃、サクラ(ソメイヨシノ)の満開を発表しました。
平年より1日早く、昨年より2日遅い便りです。
3月21日に開花後、12日で満開を迎えました。
*「サクラの満開日」とは、
標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった
最初の日をいいます〈tenki.jp〉


今年も、桜の便りが届いた。
眼にも鮮やかに咲き誇るのが桜なら、鮮やかに散るのも桜。一年に一度だけの晴れ舞台、絢爛の絵巻は、いつもはかなく幕を閉じる。満開の姿は、ひとたび風が吹けば雨が降れば、あっという間に消え失せてしまう。その散り際の潔さゆえに、心惹かれる人も少なくないはず。今、西国立のわが家の窓からも、7分咲きくらいの桜が見える。去年より枝の伐採が進んで、その光景は少し寂しげ。桜を愛でながら、ふと思った。あと何回、この桜景色を見られるのかなーー。歳をとるとは、こういうもんなんだ。願わくば、さっと散りたいもんだけど、そううまくはいかないんだろうな。薄桃色の残像が、まぶたに映え残る。


わが家から目と鼻の先で満開の桜を、一枚パチリ。