0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

あんたは、天国に行けない。

一枚の風信子187


保健所で抑留した犬猫は、収容される期間は3日で、その後、殺処分される。
一般に、安楽死処分されると思われているが、そうではない。実際には、炭酸ガスによる窒息死で、死ぬまでに10分ほどもかかり、その間、ずっともがき苦しむという。酸欠に強い子は、死ぬまでに30分かかることもあるそうだ。呼吸困難に襲われる、断末魔の苦しみはいかばかりか。処分場の床には、そのもがきの爪痕がいくつも残っているともいう。
まるで、ナチスのガス室である。こういう所にペットを持ち込む者は、愛犬家・愛猫家を称する資格はない。
昔、こんな信じられない実話を聞いたことがある。或る若い奥さんが、自分の可愛がっていたペットを近くの保健所に持ち込んだという。「次の住まいが動物禁止のマンションで、飼えなくなったから」というのが理由。係員の目の前で、彼女は号泣しながらペットに謝ったあとで、こう言ったという。「次は天国で会おうね」--ふざけたこと言うんじゃないよ!こんな非道なことするあんたが、天国に行けるわけがないじゃないか!
一時の爆発的な怒りがひいたら、何とも言えない悲しみが襲ってきたね。


陽だまりの中の愛猫ポートレイトを、一枚パチリ。