0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

この広い世界中の、何もかも。

一枚の風信子183



この広い野原いっぱい ashi


日本作詞家協会という団体がある。
私は、その一員だろうと思う。なぜそんな言い方をするかというと、自分で登録したわけではないからだ。ある作曲家の先生の作詞募集でトップに選ばれて、その方の作曲で歌を作った際に入会の手続きを踏んだという知らせをいただいただけで、協会から直に何の連絡ももらっていない。その後、先生とは2曲ほどコンビを組ませていただいたが、レコーディングされたとは言われていないし、報酬をいただいたこともない。
だから、正確には作詞家というのはおこがましいかもしれない。それでも、作詞はしたのだから、ずぶの素人とも言えない。
そんな私のいちばん好きな歌詞が、森山良子さんの「この広い野原いっぱい」である。相手を想う心をどう伝えようか、その一途ないじらしいまでの優しい心根が詩の表現ににじみ出ているのだ。花に、星に、船に、いや世界中の何に例えたって、まだまだ言い足りないと訴えている。本当にあげたいものはただ一つ、自分のすべてなのだ。
こんな風に言われたら、男はもう両手を上げて降参さ。手紙を書くどころか、あなたの真情にひれ伏すしかないものね。


可憐だけどたくましい野原のたんぽぽを、一枚パチリ。