「人は見た目が９割」(竹内一郎・著)という刺激的なタイトルの本が、100万部を超えるベストセラーとなっているそうだ。しゃべりはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこから出るの？女性の嘘を見破りにくい理由は？すべてを左右するのは、なんと「見た目」だったという。顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離など、言葉以外の「見た目」が決定要因になっているそうだ。　
人間ほどじゃないにしても、食べ物も「見た目」が大切。ある大学で行われた「チョコレートの試食実験」で、同じミルクチョコレートを食べていても、ブラックのパッケージを見ながら評定した時はチョコレートを苦く感じ、ハイミルクのパッケージを見ている時は甘く感じるという結果が出たそうだ。つまり、実験参加者は、実際に食べているチョコレートの味を客観的に判断しているわけでなく、見ているパッケージによって味がみごとに左右されているらしい。人は決して舌だけで味わっているのではなく、「目で味わっている」「脳で食べている」ということ。いくら何でも９割は言い過ぎでも、おいしさの何割かは、実は見た目によるのかもしれない。
で、昨夜の夕食は「見た目」にこだわった1品を作ってみた。エビとブロッコリー・トマト・玉ねぎのフレンチドレッシング和え。栄養面でも及第点だと思うけど…。

いつものように、カミさんは無言の一皿を、一枚パチリ。