一枚の風信子162

ヤンキー座り: かかとを地面につけたまましゃがむ姿勢。ヤンキー（不良）が座る際によく行うスタイル、また和式便器で排便する姿勢と同じことに由来する俗称。
〈 Wikipedia〉

3歳になる文鳥の「桃太郎」君は、今がやんちゃ盛りである。朝、私が目を覚ますと同時に、毛布のベッド(彼は家のカミさんと添い寝している)から飛びだし、新聞を広げた私の手のひらに着地すると、体の羽根を広げてヤンキー座りをする。どうやら、ここを自分の巣と思っているようだ、指と指の間をくちばしで撫でるようにしながら、チッチとうれしそうに鳴く。気が向くと、手のひらを舞台にしてダンスを踊る。これが、彼の愛情表現の仕方である。
ペットショップで購入した時期が少し遅かったのか、あるいは天性のきかん坊なのか分からないが、身体に触られることを極端に嫌う。そして、怒った時のカミ癖は半端じゃない。人間でいえば、行動もヤンキー(不良)のようになる。つい、昨日もケージに入れようとしたカミさんの手指に、小さな穴をあけたという。本人(鳥)にとっては相手の不愉快な行為をたしなめただけで、まったくあたりまえのことをしているに過ぎないのだろう。それでも、「可愛い」と思うのはどこの親もおんなじか。

「ヤンキー・ポーズ」が決まっているところを、一枚パチリ。