一枚の風信子152

国民的な人気を誇る、世界のスーパーフィギュアスケーター・羽生結弦選手。
彼の怖ろしいほどまでの人気は、人間にとどまらない。少なくとも、うちの「五郎丸」君は彼の熱烈なファンであることを、そのアクションではっきりと示した。つい最近のあの世界選手権で、彼がフリー演技を行なっていた時だ。TV画面を家族とともに見ていたと思ったら、突然動きだしてさっとTV台に乗り上がると、やにわに羽生選手の姿を前足で撫でだしたのだ。それを２度、３度と繰り返す。なんだか派手に動き回るものが珍しくて、狩りの本能が刺激されたのかもしれないが、それにしては、彼の時だけ動くのはおかしい。ほかの選手の演技も見ていたのだから。第一、獲物をつかむという感じの撫で方ではない。なんとなく、優しい。愛しいものにそっとさわる、そんな気がしたのだ。飼い主の欲目と言われれば、それまでだけど…。とにかく、目撃者の私とカミさんの二人は、羽生選手を好きになったのだと固く信じている。猫も、美男がわかるのかな？ 私は撮れなかったが、カミさんのデジカメがその貴重な瞬間をとらえている。
この写真は、自分の仲間がTVで特集された時にじっと見つめて固まっちゃってるショットで、その時のものではないことをお断りしておく。

割りとフォトジェニックな彼を、一枚パチリ。