名もなき草たちの詩。
一枚の風信子150
「花より団子」の口である。
花音痴という言葉があるかどうか知らないが、あるとすれば私はまさしくそれだ。
試しに、知っている花を思い浮かべてみる。桜に菊、バラとたんぽぽ、アジサイ、ツバキ、ひまわり、すみれ、ユリとりんどう、彼岸花、チューリップにポピー、カーネーション…うーんうーん、こんなとこかな。
きれいな花を見ても、「うん、きれいだな」で終わってしまう。花だけの写真を撮っても、だいたい削除することになる。特別の感興が湧いてこないのだから仕方がない。だから、花を愛でる人には逆に「えらいな」と感心する。自分にない感性を持っているからだ。
そんな私でも、雑草だか野草だかを集めてコーディネートされたこのプランターには心惹かれた。半分に縦割りした大木を組み合わせて作ったナチュラルな花台に、いくつもの可憐な命がしっかりと息づいているように見える。「高尾」駅前のお店の店頭ディスプレイになっているのだが、店主のセンスがよく出ている。そこだけ、西欧の匂いが漂っているような気がした。
何を売っているお店か分からないけど、一枚パチリ。
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