一枚の風信子149

近くにある街角の美容室のPOP感覚あふれる看板に、目を奪われた。
ここの看板はもともとは黒板で、店主がお客さんの目を惹くために、お店のお知らせや季節のメッセージをその都度イラストやコピーで表現していたものだが、美容室という空間よりも、そこの経営者や店員のぬくもりというか体温みたいなものが伝わってきて、好感をもっていた。今回は、店の1周期をテーマとしたもので、いつもより少しリキが入っているようだ。マジンガーだかキカイダーだか分からないが、素人離れしたイラストは相当なインパクトがあるし、「安室カット(?)もできる」というセリフも決まっている。一方の片面には、お客さんへの感謝の言葉もちゃんと添えられていた。幸いなことに、この写真を撮った時は、店の入り口に「ただいま満席です。申し訳ございません」というメッセージが掲げられていた。
「POP広告」とは、日本語では「販売時点広告」という。その場で注意を喚起し、商いにつなげることを目的としている。この看板などは、良い手本になりそうなPOPだと思う。商売は人が営むもの。人とのつながりを大切にすることも、基本のひとつだろう。次の２周期も、立派にがんばっている姿をみたいものだ。

アイススケートの選手みたいな、あの彼の作品？を、一枚パチリ。