0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

これも、立派なガーデニング。

一枚の風信子146



ガーデニングの本家・イギリスでは、一般家庭でも庭仕事には並々ならぬ手間ひまをかけるそうだ。何代にもわたってガーデニングを継続することも、珍しくはないらしい。日本でこんなことができるのは、昔ながらの大地主や名家くらいのものだろう。さもなければ、公園のような庭なんて夢のまた夢物語だろう。100坪もあれば邸宅と呼ばれる現代の住宅事情を考えれば、仕方ないかもしれない。
それでも、どんなに小さくても庭は存在するし、時には私たちの目を和ませてもくれる。写真の住まいは、ショッピングロードの途中にある、昔ながらの閑静な住宅街に新築された住まいの玄関脇を撮影させていただいたもの。車庫用にしつらえたようなコンクリートポーチに、いくつかのプランターが置いてある。そこだけ、スポットライトがあてられたように輝いている。周辺の住宅が築40~50年も経っているせいもあるが、一見するだけで、どこか心惹かれるものがある。「ただ、プランターを並べただけじゃないか」と言われたらそれまでだが、その住まいのたたずまいに住人のセンスが活かされているのなら、やっぱり素敵なガーデニングと言っていいと思う。私のような赤の他人ですら足を止めて、カメラのシャッターを押すのだから。


花に撮ってくださいと言われた気がして、一枚パチリ。