44年前の、冬物語。
一枚の風信子126
「冬物語」
こがらしは寒く 乗りかえ駅に 行方知らぬ 旅がつづく
愛の切符 手にして すれちがう夢に 逢えない女は
風が運ぶ 歌にさえも 胸のふるえ 感じる
遠い汽笛 聞く人 どこへ行くと いうのか
愛のたびに いつも うつむいて 生きて行くのか
春は近い 春は近い 足音が近い…
雪が朝から降っている。関東では、54年ぶりの11月降雪という。予想される都心の積雪は、観測史上初の出来事だとも。
窓の向こうに降る雪を眺めながら、懐かしい昔の唄を思い出した。まだ独身時代のその頃は、カミさんと恋愛中だった。髪を短くセシールカットにして、背筋をピンと張ったその姿を、今でも鮮明に憶えている。TVの主題歌だったこの唄をひとりで聴きながら、たまらなく会いたいと思ったことが浮かんでくる。あれから、もう44年になる。ありがたいことに、彼女は健在だ。多少口うるさくなったけれど、お互い様さ。あの当時、口ずさんでいたフォークローバーズの「冬物語」。ネットのカラオケで見つけたので、吹き込んでみた。初雪のコンチェルトが舞い踊るなか、想いははるか青春時代へ。
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