一枚の風信子119

明らかに中高年オジさんをターゲットにした、週間ポストの目玉記事。
●ラジオ体操はオーバー65歳には向いていない
●1日1万歩、そのスピードでは全然意味がなかった
●電車やバスでは座らないーー実は半月板を痛めます
●冬の早朝マラソンは脳卒中、心筋梗塞ほか隣り合わせ
●シニアに人気のゴルフ、水泳、自転車の死亡事故が増えている
●ベターと地に着くストレッチは背中に負担がかかりやすい
などが主な項目で、健康のためにとシニアが始める運動には、実はさまざまなリスクが潜んでいるという。
ざっと眼を通してみたが、ほとんど「ダメ」の警告づくし。例えば、ラジオ体操は下半身を強化・維持する運動がないから高齢者向きでないとか、スクワットは腰痛のリスクがあるとか、階段の上り下りも半月板や靭帯を傷めるなどとも。ただ歩くだけじゃ何にもならないというし、開脚やストレッチは背骨を傷めやすいと指摘する。じゃ、何もできないじゃないの？いちばん良くないのは「身体を動かさない」ことでしょ。宇宙飛行士が地球に帰って来ると、足元がふらついて立つことも歩くこともままならないと聞いたよ。「身体と相談しながら、年齢相応に運動しなさい」というのが正解でしょ。

「健康ブーム」を逆手にとった記事を、一枚パチリ。