私たちを、守ってくれるものは何か?
一枚の風信子116
娘が憲法について「国民が守るべき基本ルールでしょ?」と質問すると、「母親は違うわよ。憲法は国の権力を握る側を縛るルールなの。国が私たちの基本的人権を侵害しないように守っていてくれるの」と解説し、憲法の大切さを説くという『女性ファッション誌の特集記事』を東京新聞が紹介していた。
憲法は、私たちの身を守る衣類のようなものだ。ないがしろにすれば、大きなツケを払わされるのは権力者ではなくて、国民であることを忘れてはなるまい。「裸の王様」ならぬ「裸の国民」にはなりたくないものである。
例えば、戦争放棄を明示した憲法9条。
この条文が、私たちを戦争から守ってくれるのであって、武力の行使を防いでくれているのだ。これが、改正されて現内閣のいう「集団的自衛権」が得られたら、さっそく拡大解釈されて戦争参加がおっぴらにできるようになり、さらには自衛という名の戦争が可能になるだろう。
大樹を守るように生い茂る蔦の葉を、一枚パチリ。
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