0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

「竹を割ったような性格」の怪しさ。

一枚の風信子115



大空に向かって、真っすぐ伸びる青竹。
理想的な性格の象徴として、よく形容される。


竹を割ったようなとは? 読み方:たけをわったような実直で、曲がった事ができない性格や人柄。気立てが真っ直ぐであるさま。唐竹を縦に割ると一直線に割れることを人柄に喩えたもの。〈 日本語表現辞典 Weblio辞書〉


私自身は、「竹を割ったような性格だ」と自分でアピールをする人や周りからそう言われる人に出会ったら、ある程度の警戒心をもって接することにしている。自分で「そうありたい」「そう見られたい」と思って、本来の性格を隠して無理に作りあげているのかもしれないからだ。本当に竹を割ったようにサッパリした性格の人は、あえて自分からそういったことは言わないはずだし、たとえ周囲からそう見られていても、その内実は計り知れないと思う。建前と本音の違いと言ってもいいだろう。
「そうありたい」と「そうなんだ」には、天と地ほどの差がある。私を含めて「そうじゃない」人のほうが圧倒的に多いのが、この世の中なんだな。残念だけど。


「民家の軒先をかすめて伸びる青竹」を、一枚パチリ。