0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

どこかほっとする、神社の鳩。

一枚の風信子113



ハトは、その群れを成す性質から、オリーブと共に平和の象徴とされている。
これは旧約聖書のノアの箱舟の伝説にも由来している。ノアは47日目にカラスを放ったが、まだ水が乾く前であったからすぐに戻ってきた。ハトを放ったところ、オリーブの葉をくわえて戻ってきた。これによりノアは水が引き始めたことを知ったという。平和の祭典とも称される近代五輪の開会式では、実際に鳩が飛ばされていた。〈Wikipedia〉


神社仏閣や公園などでよく見かける鳩。ベンチに座っていると、いつの間にか集まってきて、餌をねだる風景を良く眼にする。小さな子が一緒に遊んでいたりすると、見るからに微笑ましくて、なごやかな気持ちにさせてくれる。鳩が平和のシンボルとして日本に広まったのは第二次大戦後というから、意外に新しい。わが国ではもう70年も平和が続いているが、ずっとこのままであることを願わずにはいられない。
写真は、谷保天満宮の宝物殿の屋根に止まっている鳩のワン・ショット。神聖な中にも寂寥感を漂わせるこうした場所で見かけると、どこかほっとするから不思議だ。木枯らし1号の吹いた翌朝の穏やかな好日、主殿に参拝して「限りある生命に幸いあれ」と、祈った。


宝物殿と一体になったそのシルエットを、一枚パチリ。