一枚の風信子112

デジカメやスマホは、本当に便利。被写体に向けてシャッターを押すだけで、ピントもカラーもバッチリで撮れる。それでも、もう少し良い写真を撮りたいという人に、簡単な「撮り方のコツ」を三つ教えよう。
その①は「記念写真」の撮り方。
ほとんどの人が、立ったままで相手の顔にレンズを向けて押すだけだが、これだと大体が足切れ写真になる。少しかがんで相手の胸に向けて撮るようにすると、全身が自然に納まってスマートな映像が得られる。
その②は「風景写真」の撮り方。
カメラの縦フレームと被写体の垂直線(建物の柱とか、樹木など)が平行になることを心がける。こうすると、視覚的に安定感が生まれる。
その③は「花や樹木」の撮り方。
光のあたり方を見る。ステージのスポットライトのように、被写体にあたっているとコントラストが生まれ、きれいなショットを撮りやすくなる。上の写真は、朝日がモミジを照らしているのに背景はまったく日陰となっているため、メリハリを効かすことができた。

「わが家の窓外の秋」を、一枚パチリ。