0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

シンプル・イズ・ベストな湯豆腐。

一枚の風信子107



私の料理は、必ずと言っていいほど「簡単」という形容詞が付きます。手のこんだものは作らない(作れないという噂もあります)のです。もともと、料理は足し算だと思っています。プラスするほどに味は複雑化し、素材の持ち味が薄れてきて、異質なものに変わってゆきます。せっかくの素材の良さが活かせないなら、調理なんてしなければいいのです。
その代わり、調味料には少しこだわります。「だし」は二日かけて、約2 か月分を自分で作ります。塩はヒマラヤ岩塩、砂糖はとうきび、味噌は二種類の合わせ麹、炒め用のだししょう油、馬路村のゆずポン、塩麹、ボスコのオリーブオイル、丸本のゴマ油などを常時用意し使い分けます。
写真の湯豆腐もシンプルです。わが家の場合は、つけダレ(必須!)を鍋の中に入れます。タレの作り方は、しょう油1:水1の割合(計60cc)の中に、鰹の削り節2.5gひと袋、柑橘系(レモン・ゆず・カボスなど)のしぼり汁小さじ1杯くらいを合わせて、食べる直前に刻みネギを入れます。具はだし昆布の他に生タラ(写真)、鶏もも肉のぶつ切りなどを入れますが、カワハギが手に入れば最高ですね。
家計がピンチの時には、頼もしい存在感を発揮するお薦めメニューです。


「頼りになる冬場の主役」を、一枚パチリ。