0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

人は、人が好きだと思いたい。

一枚の風信子105



「世界文学の名言」(クリストファー・ベルトン著)という本の中で、著者は「孤独」という章の冒頭でこう書いている。
『何でもほどほどに、とはよく言われることばですが、これはとりわけ「孤独」にあてはまることばでしょう。独りぼっちになれない時には独りになりたいし、独りになってしまった時には独りでいたくない。「孤独」とは不思議なものです。』
向こうからのお迎えが近くなると、「独りぼっち」ということはいやでも意識する。では、そうならないためにはどうすればいいか?。「世間に出る」「友だちをつくる」「人と交流を持つ」などがすぐに浮かんでくるが、その前にもっと大切なことをクリアしなくてはいけない。「人を好きになること」だ。簡単そうに見えて、これが難しい。なぜなら、人を好きになるためには、自分を好きにならなくていけないから。私の欠点は、これができないことにあると分かっている。
「人は、人が好きだと思いたい。」ーー30年以上前に駅貼りポスターで見たキャッチフレーズだが、いまだに「ほんとに、そうだよね」の域を越えられないでいる。


「やがて独りになる二人」を、一枚パチリ。