一枚の風信子95

けっこう高値が続いていたサンマも、ここへきて豊漁のニュースが伝わり、2~3日前から小売値で100円を切るようになりました。私たち食いしん坊(貧乏人なのに)には、この時こそ絶好のチャンスです。わが家では、底値と思われる時に大量に仕入れて「ぬか漬け」という昔ながらの保存食を仕込みます。
作り方は、「サンマに塩と米ぬかをまぶして、新聞紙に包み冷蔵庫で中3~5日置くだけ」。塩の量は、塩焼きと同じくらいを目安に。はらわたを取る、取らないは、お好みで。唐辛子を混ぜ込むと、さらに風味が増し、殺菌、防腐効果も高まります。シンプルな作り方ながら、日を追うごとに熟成し味わいの変化が楽しめますので、酒の肴にも。「簡単、あっさり味、そして安価」のわが家の料理モットーにぴったりの上に、美味しさは塩焼きの数倍にアップします。焼く前に、ぬかをよく洗い落とすのをお忘れなく。漬けてから1週間くらいはOKですが、その後余ったら冷凍庫で保存できます。サンマの他に、イワシやニシンの「ぬか漬け」も同様に美味しくできます。
どんな料理もそうですが、使用する塩はNACLは避けて、天塩か岩塩を使ってください。美味しさが違うだけでなく、身体にもいいので、家族の健康のためにもぜひ。

「食卓にデーンと構える姿焼き」を、一枚パチリ。