0905ashiのブログ

毎回オリジナル写真を一枚掲載し、それにまつわる自分の思いやエピソードを書き記します。写真版絵日記のようなものです。

花嫁は、 夜汽車に乗ってきた。

一枚の風信子4



花嫁は 夜汽車にのって とついでゆくの


あの人の 写真を胸に 海辺の街へ
命かけて燃えた 恋が結ばれる
帰れない 何があっても 心に誓うの
小さなカバンにつめた 花嫁衣裳は
ふるさとの丘に 咲いていた 野菊の花束 ...


これは、昭和46年にレコーディング・発売された「はしだのりひことクライマックス」のヒット曲。
私のカミさんは、ちょうどこのころ、鹿児島から夜行列車で上京してきた。寝台特急に揺られ続けて約24時間。夢と希望にあふれているはずなのに、期待と不安が目まぐるしく交錯し、「もう帰れない」「まだ帰れる」の間をずっと揺れ動いていたと言う。
綾小路きみまろではないが、あれから40数年、半世紀近くの歳月が流れた。薩摩芋と無農薬野菜をたらふく食べて、小学6 年間を無遅刻・無欠席で通したあの健康優良児が、3年前に脳梗塞を患い、一ヶ月の入院を強いられることになった。幸いなことに、後遺症はほとんどないが、毎日の投薬とリハビリ代わりのウォーキングは欠かせないでいる。


八王子市外を遠望するハイキングコースにて、元気な姿を一枚パチリ。